ロシアのオールドレンズ Jupiter-9 MC 85mm/F2 ジュピター9の作例
先日、文化の秋という事で、文化的な活動をしようと思い、ロシア製のオールドレンズ
Jupiter-9 MC 85mm/F2とHelios 44-2 58mm/F2を持ち出し近所を撮影してきました。
作例の紹介とともに今回は、ロシア製中望遠のオールドレンズ、Jupiter-9 85mm/F2の紹介をしたいと思います。
Jupiter-9 85mm/F2 SPEC
マウント:M42
レンズ構成:3群7枚
絞り羽根枚数:15枚
最短撮影距離:0.8m
フィルター径:49mm
Jupitaer-9 MC 85mm/F2について
このレンズはロシアレンズに多く見られるコピーレンズでレンジファインダーコンタックス用のゾナーが元になっています。
持つとずっしりとした重量が感じられます。
また絞り羽根が15枚もあり開閉を繰り返してみるとなめらかの動きの中にどこか日本風な美しさを感じました。
私が入手したこの個体は非常に状態良く、大口径のレンズが美しくクリアで懐かしさの中にも品を感じる一本でした。
どこかで見た気がするレンズだ・・・と思っていたら
そうだ、ゲゲゲの鬼太郎に出てきた目玉の親父だ。
そう思えるくらいレンズがでかいです。
この個体はMC(マルチコーテング)が施されています。
前玉には恥ずかしながらあるのかわかりませんでしたが
後玉は綺麗なコーティングが見られました。
では、作例に移ります。
Jupiter-9 MC 85mm/F2の作例
ボディはα7Ⅱです。
まずは開放で。
しっかり狛犬にピントを合わせたつもりが、あれ?なんか線が滲む。
そう思ったのですが、このレンズはそのようです。
このように開放では柔らかさが残ります。
なるほど、こんなレンズなのか。
やはりポートレートにはいいかもな。
後ろのボケはさすが大口径といった感じです。
F8位まで絞るとシャープに写ります。
現実世界とは思えないような濃い赤色の扉になりました。
海の近くの神社で撮影しています。
そして小さな漁師町。
しかし、私の写真はいつも物悲しくなるのが不思議です。
被写体にもよるのだろうが
写真には人間性が出る。それはありそうです。
まとめ
今回はJupiter-9 85mm/F2を初めて紹介してみました。
風景写真が多くなりましたので
次回は是非、ポートレートを撮影して見たいなと思います。
値段もそれほど高くはなく、開放では柔らかく、絞ればシャープ。一本持っていて損は無いレンズだと感じました。
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